不動産問題
借地借家関係においては、継続的な契約関係であり貸主様、借主様双方の長期の信頼関係が要求される関係であることから、様々な法律問題が発生します。貸主様の投下資本等の経済的利益、借主様の居住の利益等の経済的利益が、複雑に絡み合う問題です。双方共に切実な利害関係がありますので、その迅速かつ適切な紛争解決には、専門的知識を有する弁護士の役割が重要です。
弁護士であれば、明渡訴訟等の裁判手続きを前提とした交渉が可能です。裁判所における不動産明渡訴訟などの代理を受任できるのは弁護士だけです。弁護士は裁判手続きを利用して強く確実に権利の実現を図ることができます。そして、それだけではなく、弁護士は裁判手続きにおける結果を的確に想定することにより、交渉を迅速に進めることが可能です。想定される判決などを前提に、合理的な交渉を進めます。
借地借家関係において、貸主様、借主様にはそれぞれ次のような問題が発生することが多いです。
貸主様の問題
- 土地を賃貸しているところ、地代を10ヶ月以上支払わないので、契約を解除したい。
- アパートの一室を賃貸しているところ、借主は部屋に荷物を置いたまま行方不明となっているので、部屋の明け渡しを求めたい。
- 一軒家を賃貸しているが、家賃が相当期間安いままであるので、賃料の増額を求めたい。
借主様の問題
- 土地を借りて住居を建てて住んでいるが、地主からいきなり契約の解除を求められて大変困っている。解除の理由が正当なのか知りたい。
- アパートの一室を賃借しているところ、家主から特に理由もなく次回の更新を拒絶すると通知をうけたが、従わないといけないのか。
- 一軒家を賃借しているが、近隣の相場に比較して家賃が高いと思われるので、賃料の減額を求めたい。
個々の具体的事情によって、法的な解決策は異なります。不動産関係の問題が生じた場合には、専門家である弁護士に具体的事情をご説明いただき、適切な解決策を追及したいと思います。
ぜひともお気軽にご相談下さい。